| 解説 |
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「Headphones」という表記で、「ヘッドフォン」と読みます。なんか変だなと思って聞いてみたら、「靴をシューズと、靴下をソックスと、日本語はそう呼んでいて、それは靴や靴下が2個で1セットだから。でもヘッドフォンは2個で1セットなのでHeadphonesなのに、なぜか日本語ではヘッドフォンと呼ぶ。だからそれに従ったまでです」という答えが返ってきた。
すごく理路整然とした人なんだなと、その時思った。
そんな彼らのファーストアルバム。これとても直球オンリーの青春ポップロックです。ポップロックはその誕生の頃のシンプルさからどんどん複雑に変化していくわけです。音楽は新しいということを求められるし、先人がやったことをやろうとするとそれは模倣と見なされる。誰もが自己のオリジナリティを打ち出したいが故に、結局袋小路へとハマっていってしまう。もちろんそういう「未知」の音楽を追求し、そのほとんどが新機軸を打ち出せずに倒れていった屍の先に本当に新しい音楽が発見、創造されるわけだから、新境地開拓をする努力そのものには敬意を表したい。だが、その時の気持ちのバランスというものは一体なんなんだということを、僕らは常に考えておかないといけないのではないかと思うのだ。
つまり、「誰もやっていないことを追求する」ということと、「自分達の中にある表現したいものを表現する」ということはまったく別のことなのである。それを間違えると、やりたいことがやれずに、重箱の隅を突く行為だけに終始してしまい、そんなことの結果生まれる音楽に感動なんてないのだ。本当に大切なことは「新しいことを発見する」ことではなくて、「感動を呼び起こす」ことである。だとすれば、新しいことが発見されたかどうかということは、自分達がやりたいこと/他人を感動させられることをやった結果そこにあったかどうかという、二次的副次的な産物でしかないのではないだろうか。
そう考えた時に、彼らのこのアルバムに僕はすごく感動するのだ。彼らは気を衒ったりしていない。直球一本槍なのだ。ピッチャーがバッターを三振させるために変化球を使う。日本でまだだれもやっていない投げ方がアメリカにはあるとすれば、研究して投げてみる。そうやって、みんななんとか空振りさせようと必死である。それは非常に尊いことだ。試合に負けたら意味がないし、だとすればバッターに打たれるわけにはいかないのだから。でも、そんな変化球でかわす勝負とは違った次元で、松坂のストレートで清原に挑むという、そんな対決も見たいのである。松坂が変化球で清原をかわしたり、試合全体のことを考えて敬遠したりするのも必要である。だが、その結果チームが勝とうが負けようが、その対決だけはストレートを投げ込んで欲しい。清原にホームランを打たれたとしても、その松坂は賞賛に値するだろうというような、そんな潔さ。それが、このヘッドフォンのアルバム「GOODLIFE!」にはあるのである。
もちろん誤解を避けるために言っておくが、この直球ぶりがプロ野球でいう松坂のストレートほどのレベルなのかというとそうではない。草野球なのか、高校野球なのか、社会人野球なのか、それともプロ野球の普通の投手なのか、その辺の判断は聴いてくれるリスナーに委ねたい。もしかすると松坂レベルだと認めてもらえるかもしれない(実際その可能性だった十分にある)し、そうじゃないかもしれない。だが、彼らのストレートぶりは松坂も真っ青なくらいストレートで潔いし、その潔さに、僕は思わず笑みをこぼしてしまうのである。
なんだかんだとこ難しい理屈も何もいらないし、スカッとさせてくれる音楽を聴かせてほしいんだという人に、このアルバムはお勧めだ。生活の中にあるいろいろな問題に疲れてしまいそうな人には、このアルバムが確実な清涼剤として効くこと間違いなし。そう断言したいのである。
キラキラレコード、大島栄二
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| 曲目 |
01.
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04.
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06.
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08.
09.
10.
11.
12. |
Shooting Star
Image
センチメンタル青春ロード
Beautiful Days
タワー
サクラ
Music Free
GOOD LIFE
9番ホーム
ありがとう
さよならカウボーイ
MONOCHROME RADIO |
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