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「ストレートでセンチメンタルで、なおかつ太い音」
〜宇都宮発のロックサウンドはやっぱり良かった!〜
みみあてからのデモCD-Rがキラキラレコードに届いたのが2006年の秋。宇都宮から。その消印に何かを感じた。宇都宮は知る人ぞ知るロックの宝庫なのである。キラキラレコードでもかつて1999年頃にペパーミントキャンディーズというロックバンドをリリースしたことがある。とてもかっこいいバンドだった。リリースして以降徐々に盛り上がりを見せ、セカンドアルバムをリリースした段階でバンドは突然の解散を迎える。よくある話だ。そろそろ東京に出て行った方がいいのかな? メンバー内で起こったそういう問題を超えられず、ある者は上京し、ある者は宇都宮に残る。そうしてせっかくの勢いを無にしてしまった。
だが、そんな経緯とは関係なく、ペパキャンはかっこいいバンドだった。ストレートで、センチメンタルで、なおかつ音が太い。何故こんな音が成立するのかというのはまったく判らないのだけれど、これが宮っ子サウンドなんだという当時の彼らの言葉は今も頭から離れない。そして、今回のみみあてだ。彼らの音もまた、ストレートでセンチメンタルで、なおかつ太い音をしていた。僕はすぐさま連絡をし、いろいろと話をし、紆余曲折を経ながらも今回のリリースへとつながったのである。レコーディング中のスタジオJIVEにも度々足を運び、完成した音は、荒削りな部分をたくさん残してはいるものの、飾ることのない彼らの味というものを存分に発揮していた。もちろんここが完成ではない。だが、完成したものを取り扱うのはメジャーにまかせて、インディーズの真骨頂は3年後の名曲を生むための仕掛けなのだと思うし、そういった意味でも、これはまさに先行投資するべき逸材だと確信するのである。
現在、みみあては栃木ローカルのバンドに過ぎない。だが、ホームタウンでの快進撃を起こした後に、徐々に全国へと広がっていくはずである。その価値は、彼らのサウンドの中ですでに輝いているのである。
キラキラレコード、大島栄二
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