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モーモーリップス




 

アーチスト:モーモーリップス
品番:KRCL-107 税抜定価:2400円 発売日:2007/8/21
ジャンル:Rock,Pop

曲目
01.
02.
03.
04.
05.
06.

イントロダクション
HOPE!
あいまいな世界
夏の光景
青と蒼
なにもない

07.
08.
09.
10.
11.

GYUNYU
Em
僕の歩み
無理からM
モノトーン

解説

「岡山ー東京をつなぐ友の掛け橋」
  〜シンプルで、斜に構えたストレートロックバンド〜

 モーモーリップスの音は、非常に興味をそそるものだった。なんといっても、ロックである。ロックって何なんだというのは常に問われる問題であって、人それぞれにロックの定義は違っていると言ってもいい。その音楽スタイルがロックだという人もいるし、一方で魂こそがロックだという人もいる。
 僕は、そのどちらも当っているしどちらも間違いだと思ったりする。自分自身明確な定義は出来ていないのだが、だからといってロックが判らないというのではない。聴いた瞬間に、これはロックだと明確に判る。それは、人が走るメカニズム、つまりどの筋肉をどのように動かしてという理屈は判らなくても、実際に走ることはできるというのに似ていると言えよう。
 さて、モーモーリップスのロックだが、とてもシンプルである。そしてどこか懐かしい。非常に誤解を恐れずにいうなら、どこかフォークの匂いがするのだ。ノスタルジックな、不思議な感覚。過去に忘れていたものを思い起こさせるようなテイストが確実にある。でも、アコースティックなんかではない。ロックなのだ。
 モーモーリップスという名前にも触れておく必要があるだろう。最初に興味を持つに至るのは、キラキラで現在活躍中の天空快の曲に「モーリスリップス」というのがある。彼の曲の中でも名曲に数えられると思うのだが、それとバンド名が似ている。最初の興味というのはそういうものかもしれない。しかし、聴いてみるとスゴクいい。だからそのデモ音源を何度も聴いた。聴くと、ロックでありながらも肩の力が抜けた自然体の音楽である。バンド名の「モーモー」は牛をイメージしたもので、それは7曲目の「GYUNYU」にも現れている。そこだけ見れば、牛バンドが牛牛言っているという、なにやらお笑いバンドの香りも漂ってくるのだが、しかし他の曲を聴いてくれれば判るのだが、実にシンプルで、だからこそ心にストレートに響いてくる楽曲のオンパレードなのである。もしかすると真剣にロックをやっているということをあからさまに言うことが気恥ずかしいことであり、だからこそちょっと「お遊びなんですよ」的な印象を醸し出すためにそういう名前を付けたのかもしれない。それはまるで選挙なんかで「私は国民の皆様のために」みたいなことを連呼している候補者の姿を見て、なんか嘘臭いなと思ってしまうような感覚なのだろう。
 だが、そういう斜に構えた感じが、このバンドにはとても合うような気がする。そんなバンドが岡山を中心に活動中である。しかもメンバー個人の事情で1人は東京に住んでいる。普通なら解散、あるいはメンバーチェンジをするところだが、彼らは敢えて遠距離バンド活動を続けている。そういうバンドとの出会いも不思議なら、そんな彼らの音楽がそういう悩みを乗り越えたところでスコーンと突き抜けて爽やかでフレッシュだというのも実に興味深い。僕はこの出会いをとても希有なものだと思うし、同時に出会えてよかったなと思える発見でも合った。だからこそ、彼らのことを知る由もないような人たちにも、是非とも彼らの音楽を聴いてもらいたいなと思うのである。このページからできる40秒の視聴でもいいし、もし良かったなと思ったら、買って聴いてもらえればなと思うのである。


キラキラレコード、大島栄二