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ディランのレコード

アーチスト:天空快
品番:KRDL-22 税抜定価:1200円 発売日:2006/1/19
ジャンル:ロック

解説

 出会った時にだけ感じる何かを、僕は天空快に感じました。僕らが出会うのは、必ず原石の状態の時です。それはどういうことかというと、まだまだ磨かれていない、泥だらけのただの石の状態ということです。それではまだ店頭に並べられない。並べたとしても誰の興味も引かない。つまり、商品にはならないということ。それではダメなので、磨きます。磨く過程で「やっぱりダメだった」ということがハッキリすることがあります。相手は人間ですから、僕らの思う通りになんていきません。思う通りにいかない時に、その行った先が想像の範囲内のつまらない状態の時もあれば、想像を超えた驚きの連続の時もあります。そういう予測不可能な明日があるから、僕らは毎日の仕事を楽しんでやっていくことができるのです。
 で、天空快ですが、僕が感じた「何か」というのが、本当はなんなのかということは結局のところ結果が出るまで判らないのです。結果が出てから評価をするのは簡単ですが、出ないうちに気持ちを入れているわけで、だからこの仕事は難しい。そんななか、僕らはかすかな可能性に未来を賭けていくわけですが、この天空快の場合、僕は心の底から「賭けてもイイな、いや、賭けるべきだ」と思いました。音楽というのは一瞬のパッションで、それを持っていなければ、他人の心を動かすことなんて出来ない。ただし、その一瞬で終わってしまうこともあって、それで動くようではすぐに転んでしまう。でも、これなら転ばないでもいけるかなと、僕は自身を持ったのです。もちろんこれからまだまだ天空快は磨かれなければならない。しかもそれは僕のような第三者に磨かれるのを待つのではなく、自分自身の力で自分を磨いていかなければならない。それは大変なことだけれど、それすらも彼は楽しんで、飄々とこなしていくのではないかと、僕は確信に近い手応えで感じているのです。
 音楽について、語るべきでしょうか。それは要するに、基本的には皆さん自身の耳でチェックしてもらいたいということなのですが、それではあまりにも不親切なのでちょっとだけ触れておきます。
 彼の音楽はアコースティックロックというもので、基本はギター一本で弾き語りのようなスタイルの表現をしています。しかし、それがフォークソングにならずにロックとして響いてくるのは、彼の中にあるロック魂が熱いからなのでしょう。近年グリンゴの松井をサポートドラマーとして迎え、ロックテイストを更に増したライブを展開中。4ピースのバンドでベースが病欠したようなときに急にサウンドがガタガタになってしまうようなのにくらべると、ギター一本で素手にロックな天空快のサウンドが、ドラムを迎えたことによって軽々と通常感じられる「ロック」という世界を超えてしまう、その辺に、僕は天才を感じてしまうわけです。
 そんなわけで、いくら書いてもそのロック感を伝えるのは難しいかも知れないと、僕は自身の文才の無さを嘆くわけですが、そんな天空快の音を、このシングル、3月のアルバム『春風スタンダード』、2004年にリリースされたファーストアルバム『KEMONO KRATCH』で堪能してください。

キラキラレコード、大島栄二

曲目
01.
02.
03.
ディランのレコード
砂になったラクダ
荒川ジャンボリー

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1st album
KEMONO CRATCH